「しょ、しょ、証城寺、証城寺の庭は・・・」の歌声が今年も流れてきた。
快晴の秋空の下、矢那川沿いの証城寺で恒例の「たぬきまつり」が10月16日に催された。
この催しは童謡の記念碑ができた昭和31年(1956年)から狸の供養と街おこしでのために開かれている。

今年も子供連れの親子、高齢者や素人カメラマンなどなど200人を超える人々が童心に戻り楽しんだ。

うっそうと茂った境内には「童謡碑」や「狸塚」が和尚さんとたぬきが楽しんだ様子が偲ばれる。

野口雨情作詞、中山晋平作詞の童謡を五曲(雨降りお月さん、あの町この町、しゃぼん玉、波浮の港、船頭小唄)を童心に返って懐かしく合唱、婦人会による「木更津甚句」の踊りや筝曲を楽しんだ。

いよいよ本日のメインエベント、「たぬきばやし」の踊りである。
最初の登場は、古たぬきならぬ(失礼)、親たぬきによる踊り。
続いて地元小学生による総勢35匹(?)のこどもたぬきの踊りは、かわいさ、コミカルさ、軽快なメロディにカメラのフラッシュが鮮烈。アンコールするほどの盛り上がりで大拍手・・・。

昔、歌った童謡「証城寺の狸ばやし」(野口雨情作詞,中山晋平作曲)の歌詞を紹介しよう。

証城寺の狸ばやし

          作詞・野口雨情
          作曲・中山晋平

証 証 証城寺
証城寺の庭は
つ つ 月夜だ
皆出て 来い 来い 来い
おいらの友達ァ
ぽんぽこ ぽんの ぽん
     
負けるな 負けるな
和尚さんに 負けるな
来い 来い 来い
来い 来い 来い
皆出て 来い 来い 来い 

証 証 証城寺
証城寺の萩は
つ つ 月夜に 花盛り
おいらは 浮かれて
ぽんぽこ ぽんの ぽん