桃の節句の祭りが各地で催されているが外房の勝浦市の「ひな祭り」を楽しんだ。
「かつうらビッグひな祭り」は、勝浦会場、興津海上、上野会場などと御宿会場で開催され皆さんがよく知っているお雛様とつるし雛がたくさん飾られていた。
勝浦のひな祭りを有名にした遠見岬神社の石段に飾れる雛人形は圧巻です。
代表的なひな祭り会場を紹介しよう。

1.勝浦会場(勝浦市芸術文化交流センター Kusteを中心に)
①遠見岬神社
 60段の石段に約1,800体のひな人形が飾られており、最上段に特大のひな人形が展示されている。

②覚翁寺山門前
 山門前に特設の雛段を設置し、約600体の人形が飾られている。
 ライトアップされる。

③墨名(とな)交差点
 特設ひな壇に約800体の人形が飾られている。
 雨天時でもシートをかぶせて展示するという。

④Kuste(勝浦市芸術文化交流センター)
 日本最大級の享保雛や御殿雛等が館内に飾られており、その数約8,000体。
 ホールには約6,000体のひな人形が飾られている。

2.御宿会場
御宿会場は「おんじゅくまちかどつるし雛めぐり」をテーマに、商店を中心に町内20数か所の各家に伝えられてきたものと手作りのつるし雛が手軽に見学できる。
ある鮮魚店では、ご主人が貝殻で手作りしたものを水槽の上に飾りつけをしたため、売り物のアワビなどが取り出せず開店休業状態で困っていると奥さんは笑いながら話してくれたことが印象的でした。
町全体が「まちかどつるし雛まつり」を楽しんでいる。

つるし雛飾りには、巾着・さる・亀・えび・たい・鶴など、願いを込めて一つひとつを手作りしている。

勝浦市、御宿町の15会場巡りのスタンプラリーも行われており、「アワビ雛」「つるし雛」や「地元の清酒」などが景品で参加を呼び掛けている。

今回のひな祭りを見学した際、街歩きガイドに紹介されていた「勝浦方言」を見つけたので紹介します。
房州弁と呼ばれている千葉県の南部を中心に話されている方言で、語尾に「~べ」や「~ぺ」とつくのが特徴のようです。

<方言語録、カッコ内は言葉の意味>
 あじ(ん)した(どうした)
 あにそうの(何言うの)
 あじゅにもかじゅにも(どうにもこうにも)
 あんがよお(何がよ)
 いぐっぺ(行でしょ)
 てっぱつ(大きい)
 けっぺ(帰ろう)
 とっぱぐれ(乗りそこなう)
 ナマダ(ウツボ)
 まっち(お祭り)
 こえー(つらい・疲れる)
 にっしゃ(あなたは)
 なはっと(突端、先端)
 ぶっこす・ぽっこす(ぶち壊す)